日本のアニメ『マッハGoGoGo』の実写版となる映画『スピード・レーサー』の記者会見が、先月30日に行われ、主演のエミール・ハーシュと日本語吹き替え版で主人公のスピードの声を担当したKAT-TUNの赤西仁、そしてヒロインのトリクシーの声を担当した上戸彩が登場した

 スピード・レーサーという名前の天才ドライバー役を演じたエミール・ハーシュは、「6歳の頃から『マッハGoGoGo』をテレビで観ていた。当時、ビジュアルのダイナミックさといったアクションだけでなく、家族の大切さなども教えてくれる画期的な作品だと思った」と語るほどの原作ファン。撮影は、全編グリーンスクリーンで行われたため、常に想像力を求められ精神的に大変だったということだが、出来上がった作品とともに原作が生まれた国である日本に来られたことがとても嬉しそうだった。

 今回声優初挑戦となった赤西も、「声のトーンやタイミングなど、コツを掴むのに時間がかかりました。吹き替えにもいろんなルールがあるんだなって実感しましたね」とアフレコ時の苦労を語った。特にレース中の、声にならないうめき声が一番難しかったと言うと、エミールがつかさず「絶対、吹き替え版も観るよ!」と言うなど、日米のスピードの掛け合いも見られた。この会見前に念願の初対面を果たしたふたりは、実は同い年。お互いの印象を聞かれると、「本当にかっこいいし、スピードそのものだと思った」とエミールがコメントすると、赤西も「来る前もちょっと話してたんですけど、すごくナチュラルで優しい方。会えて嬉しかったです」とお互いをベタ誉め。声優経験のある上戸も、今回はキスシーンをどのようにやったらいいかを悩み、スタッフと練習したが本番は声を入れる必要がなく安心したというエピソードを披露。各人の苦労の上に出来上がった、満足のいく作品になったようだ。


 最後に、「男性の頭の中では永遠にこんなイメージがあるんじゃないか?っていう、男性の夢溢れる映画。『マッハGoGoGo』世代のお父さんが子供と絆を深めるために観にいってもいいし、夢を追いかけている彼氏とデートで観てもいいと思う」と映画の魅力を語った上戸。『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が監督を務めたということで、その最新の映像技術も話題を呼んでいるが、家族愛などのドラマも大いに楽しめる作品になっている。

 @ぴあ
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