【カンヌ(フランス)16日】TOKIOの山口達也(36)と米女優アンジェリーナ・ジョリー(32)の初のツーショットが実現した。アンジェリーナが声優出演する米アニメ映画「カンフー・パンダ」(日本7月26日公開)で山口は吹き替え版声優を担当。15日夜に行われた第61回カンヌ国際映画祭・公式上映ではブラッド・ピット(44)、ジョリー夫妻とレッドカーペットで“共演”し「夢を見ているよう」と語った。

 主役のパンダ「ポー」を演じた山口に、アンジェリーナが質問した。オリジナル版はジャック・ブラック(28)が務めたが「ジャックは早口だから大変だったんじゃないの?」。山口は「そうそう! でも、すごく楽しかった」。そのジャックも飛び入りし、握手で再会を約束した。

 15日のレッドカーペットでは、山口が歩いた数分後にブラピとジョリー夫妻が登場。上映会場では山口がアンジェリーナに「ハーイ」と声をかけ「ハーイ」と返された。終映後に2000人から約10分のスタンディングオベーションを浴びた。


 山口は昨年、バラエティー番組の企画でカンヌ映画祭に来たが“出演者”として参加するのは初めて。「人生で一番楽しいイベント。夫妻にも会えて夢を見てるような気持ち」と振り返った。

 上映に先立ち、山口は日本プレス向けに会見。双子を妊娠中のアンジェリーナが公式会見で「生まれてくる子供にも見せたい」と話したが、山口も気持ちは同じだ。3月に元モデルの女性と結婚し、今月6日に長男が誕生。多忙なため「子供とはほとんど会えてない」と苦笑いしたが「声優をやったと言わずに見せたい。『パパの声に似てる』『パパだよ』って」。

 今作で声優初挑戦。ポーが階段を上る場面の「きつっ」など、山口の口癖がセリフに採用された。「声優はいろんなパターンの声を撮り完ぺきに仕上げていく。こんなに楽しい仕事はない」と語る。

 01年のカンヌでアニメ初のコンペ作になった「シュレック」と同じドリームワークスの製作。同作に続く看板作品を目指し6部作にする構想もある。美輪明宏(73)から「前世は人気者のパンダ」と言われ、役に運命も感じている。「シリーズ化されて、僕の代表作にしたい」今後もカンヌのレッドカーペットを歩く山口が見られそうだ。

 スポーツ報知
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